このページはオープンワールドゾンビゲームの”DAYS GONE(デイズ・ゴーン)”についてレビュー・評価していきます!
日本でのメジャーなゾンビゲームは「バイオハザードシリーズ」が人気ですが、ゾンビを扱っているゲームは他にもあります。
特に今回紹介するデイズゴーンは、海外ゾンビ系ドラマのような日常と隣り合わせな感じが出ており、臨場感がなかなかありますよ!
バイオハザードも十分に面白いゾンビゲームなのですが色々と設定が凝りすぎており「移入しにくい」だとか「ゲーム感が強い」というのが良くも悪くもあります。
[jin_icon_like color=”#e9546b” size=”18px”]この記事がおすすめな人
- ゾンビ系作品が好き(ゲーム、映画など)
- オープンワールドゲームが好き
- バイクが好き
- クラフト要素ありのゲームが好き
こんな人におすすめ!
[jin_icon_like color=”#e9546b” size=”18px”]ゲームジャンルとプレイした人はこんな人
- ゲームジャンル:オープンワールドサバイバルアクション
- 対応機種:PS4
▼こんな人
- オープンワールド好き
- クラフト好き
- ゾンビ作品好き(ゲーム、映画)
- TPS、FPS好き
- RPG好き
- ターン制バトル、シミュレーション系嫌い
- 美麗グラフィック好き
- ハイボリューム好き
- ゲーム大好き
▲似た所が多い人はおすすめ度が高いかも!
ゾンビ系作品(特にドラマや映画)が好きな人って、日常が崩壊しゾンビに埋め尽くされた終末というもしかしたら自分の世界でも”ありえそう”というリアリティが混じった雰囲気が好きだったりしませんか?
バイオハザードは人間のボスキャラがぶっ飛んだ動きをしていたり、主人公が格闘一流、銃の使い方一流、ナイフ使用一流とかそんな全てが高水準の人間ばかり…
そんなの正直言ってリアリティは微塵も感じない。もう少し自分の世界がゾンビ終末迎えたらこうなるのかな…って思わせてほしいって人!「デイズゴーン」おすすめですよ?
デイズゴーン評価・レビュー!バグは多いが、良く出来たゾンビゲーム
デイズゴーンは新進気鋭のゾンビゲームとして一時期話題を集めたゲームの1つでもあります。
ゾンビ系の定番といえば常人とは逸した腕の持ち主である主人公が謎の組織を追っていたりとかそんな感じが多いイメージ。
しかしデイズゴーンはどちらかと言えば「日常が崩壊し、大切な人を想いながら世界を生きていくというハートフル」なストーリーとなっています。
主人公は軍人あがりというちょっと常人よりも戦闘に長けている部分はありますが、素手で大勢のゾンビと渡り合えるほどの超人では無いという設定イメージもアクションでの動きにも割と「こんなもんだよね」というリアリティがある。
まぁ正直言ってゾンビゲームにおいて腕も立たない、銃も使えないような人間は使えないので軍人あがりくらいが妥当と言えば妥当かもしれませんね!
デイズゴーンの魅力的な部分は以下となっています。
- 人間味のありワイルドな主人公
- リアリティがあり、ドラマ的なストーリーや動き
- 様々な人間のグループ
- バイクによるスピーディな移動(カスタムも可能)
- 良い意味でもっさりな戦闘
- クラフトによる道具作成
- 巣や大群の存在
こんな魅力的な部分があります。
詳しく説明していきますね!
デイズゴーンのゲームとしての魅力
デイズゴーンの魅力として、他のゲームには見当たらない部分もあれば他の部分にもあるようなところがあります。
ただしっかりとゲーマーの欲を刺激してくれるリアリティと工夫がしてあり、しっかりとゾンビゲームとして楽しむ事が出来ます!
人間味のあり、ワイルドな主人公
世界が荒廃してか、軍人あがりなのかは分かりませんが主人公は見た目通りのワイルドさを持っており言動や立ち振る舞いがそこそこ荒れています。
確かに終末状態であり、大切な人が生きているか死んでいるかも分からない状態で冷静でいろという方が難しい、そんな中で常に冷静にいるのは難しいのが普通ですよね。
ただ、いつでも荒い言動ばかりではなく不意に見せる”大人としての、男としての”優しさに同じ男ながらにグッときます!憧れるようなワイルドさですね。
バイクが好きで元々大切にしていたガソリンタンクの事について他の人に噛みつく部分も同じバイク乗りとして好感が持てますね!
そんな主人公の名前は”ディーコン・セント・ジョン”なのです。
リアリティがあり、ドラマ的なストーリー
先程から差し支えのない程度のちょっとしたネタバレを挟んでいますが、ディーコンは「生死不明の大切な人を探す」という状況になります。
ゾンビで溢れかえってしまった終末状態になった直後であれば、現実に起こってしまったとしてもあり得そうな事。
海外ドラマなどでも採用している表現であり、割とリアリティテイストを持っています。
それぞれの人達はそれぞれに生き残っている街へ身を寄せ合って力を合わせて暮らしている姿があります。
食事や、バイクの整備、色々な物資の確保など自分たちで行うしか無くそれぞれが拠り所で暮らしていくために仕事してこなしています。
ディーコンもそんな人たちに世話になったり、頼みを聞いてあげることで頼られる存在となっていく。
「ディーコン、ディーコン」と呼ばれている姿を見ると頼られているという実感を持てるRPG的な要素もありますね!
様々な人間のグループ
街に定住している人間もいれば”宗教的に何かを崇め始めるグループ”の存在もゾンビ作品には定番ですよね?
確かに終末のようないつ自分が、人類が終わってしまってもおかしくない不安定な状況では心の拠り所が欲しくなるのは納得であり、目に見えない存在を崇めて助けを求めるというのは分からなくもありません。
デイズゴーンで代表的な宗教団体的な存在は「リッパー」と呼ばれる組織であり、かなり狂信的であり狂悪的な集団はディーコンにとっても厄介な存在になります。
その他にも物資が足らない世界情勢ではぐ普通に寄り添って暮らしているグループでもいろいろな思惑を持っており、それぞれの思いが錯綜している状態を見るのもリアリティがあって楽しむ事ができますよ!
バイクによるスピーディな移動
オープンワールドゲームであり、そこそこ広いマップをしており歩いて移動なんて到底やっていられないです。
が、デイズゴーンの移動はバイクによって行うことが出来る!スピーディに細い道を縫ったり、群がってくるゾンビの間を縫うような走行も可能なのです!
ゾンビ世界でのバイク移動は有名海外連続ドラマ「ウォーキング・ザ・デッド」でダリルが行なっている方法ですが荒廃した世界の道路であれば単独による移動はバイクが最適解な気もしますね。
ゾンビゲームにはありそうな移動方法ですが、意外にも無い移動方法ということで割と新しく楽しく移動をすることができますね!
[jin_icon_like color=”#e9546b” size=”18px”]バイクをカスタムすることも出来るぞ!
移動として使用するバイクは基本的に愛車となる1台です(乗り捨てられているのに乗ることも可能)。
その1台を自分好みにカスタムすることが出来ますし、カスタムすればする程スペックもあがりバイク移動そのものが快適になっていきます!
じゃあカスタムしないとバイクは快適では無いの?と思うかもしれませんが、見た目だけをカスタムすることが出来る(カスタムペイント)ので好きなバイクとしていじることが出来ます。
もちろんカスタムをするときは整備士として各街で働いていますよ!仕事をしないとゾンビ世界では仲間に入れてもらえないですからね。
良い意味でもっさりな戦闘
デイズゴーンではステルスキル(背後からの気付かれずのキルなど)が出来ます!ステルスキルといえば「メタルギア」や「アサクリ」なども採用されており、スリルもあり戦略的に敵を攻略する達成感もあります。
ゾンビ系なのでもちろん銃の存在もありドンパチすることも出来ます。
ただ特筆したいのが”良い意味でもっさりな動き”な所!攻撃をかわす時や、近接攻撃用の武器を振るときなんかは人間離れしていない動きをしリアリティのある死と隣り合わせの戦闘を行うことができます。
スピーディ且つスタイリッシュにゾンビをなぎ倒すゲームなんて最早無双系になっちゃいますからね…ある程度のもっさり感は必要かと。
クラフトで道具も作れる
基本的に戦闘で使用する道具類はクラフトで作成することができます。
回復アイテムも投擲アイテムも、両手持ちの近接武器の強化をもクラフトによって行われます。
クラフトを売りに出来るほどのバリエーションはありませんが
- 火炎瓶
- ナパーム火炎瓶
- アトラクター
- アトラクター爆弾
- パイプ爆弾
- 発煙弾
- 近接反応爆弾
- 遠隔爆弾
- 各種ボルト(ボウガンの矢)
などが攻撃に使用できるクラフト可能な武器となります。
割とあるとおもいませんか?他にも回復系やスタミナ持続などもクラフトで賄うことになるので、素材集めもしっかりと行う必要がありますね!
使えるものは拾って使うというのはいかにも終末な世界観が出ており良いですね!
巣や大群の存在
ゾンビゲームにはわらわらとフラフラする多くのゾンビの存在がいますが、奴らはそこまでの統率感は無い!
しかし、デイズゴーンのゾンビには”大群”が存在するのです。
大群という名前が付いている通り、本当にゾンビの大群であり奴らは同じ方向への移動が基本であり列を外れることが無く、ディーコンを見つけて追いかけて来たりするときくらいしか大群が乱れることはほぼ無い!
ということはこの大群の1匹にでも手を出そうものなら全員でディーコンを襲いにかかってくるのでそれ相応の覚悟が必要になる。
大群というのは時間が経てばバラけるわけでは無く、ずっと大群のままなので倒す以外の排除方法は無い!
ストーリー上でも大群と戦うイベントはありますが、それ以外にも多数の大群が用意されておりこれと戦うのも一種のイベントとしてかなり盛り上がります。
ゾンビの特性には大群の他にも”巣”というものがあり、これもまたゾンビゲー好きのテンションを上げてくれます。
わかりやすい巣であれば特に脅威にならないものですが、特性としては結構面白い!
ゲーム上では、巣と表現されませんが大群が根城にしているなんとも素敵な巣の存在もあります。
大群の巣というのはもう「どうやって攻略しよう!?」「どうやってちょっかい出そう!?」なんて最高にテンションが上がりますね!
見つけたら絶対に突撃する必要は無く、しっかりと準備をしてワクワクしながらちょっかいを出すことができますよw
デイズゴーンの特筆すべき魅力はざっとこんなものかと思います。
他にも細かな楽しめる部分はありますが、これからプレイしてみようかな?という人にはこれくらいが丁度良いでしょう。説明しすぎるとプレイで得れる楽しみが減りますからね!
続いてはちょっと困った、ちょっと残念な点。
デイズゴーンのここが惜しい!
デイズゴーンは「これがゾンビゲーだよね!」と思わせてくれる部分が割と多く表現されているゲームであり、良作です!
が、良い作品なだけに残念な点も目立ってしまう。
デイズゴーンの残念な点
- バグが多い
- ガンクラフトが無い(銃のクラフト)
- ゾンビの種類が少ない、バリエーションも薄い
- もっとボリュームが欲しい
こんな感じでしょうか。
ただその残念な点をもってしてもプレイする価値はあると先に言っておきます。
バグが多い
デイズゴーンの残念な点としてバグの報告が多く挙げられています。確かにバグが多くPS4の使用環境によってはエラーで急に落ちてしまうこともある。
ただこれはPS4 proであればあまり見られないエラーでもあります。
グラフィックが凝っており、細かな表現がされているからこそのスペック不足によるエラーだと思えばゲーム制作が凝られている証拠だとも言えますね。
まぁでも楽しくプレイしている側からすると「急に落ちてセーブ地点まで戻る」というのは気持ちを逆撫でされるのは確かです。
ガンクラフトが無い
せっかく投擲系の武器があり、回復系などもクラフトで賄うために色々な素材調達を必要としているのだが、クラフトするのはそれだけだ。
バイクのカスタム自体はお金代わりのクレジットで済むし、基本的に銃のカスタムは無い!
なので、クラフト要素をせっかく採用しているのでガンクラフトも出来たら素晴らしかった。少しでも良いからガンカスタムをしたかった。
というのが本音だ!
ゾンビの種類、バリエーションが少ない
一応ゾンビの種類は複数存在しているが、動きのバリエーションや強さ、それに伴うプレイヤーの驚きが少ない。
感じた大きな違いとしては倒した種類によって「クレジット(お金の代わり)」をもらえる額が変わったりする程度であり、メリットも驚きもさほど感じることは無い。
ゾンビはベーシックな感じを出している点は悪くはない。が、もっと個性をそれぞれに出して良いしもっともっといてほしい!
それにともなっていろいろな武器もあればより良いというわけなのです。これを持って最後の不満へとつながります。
ボリュームが足りない
面白い作品だからこそボリュームはもっと欲しい!ただでさえハイボリューム作品でもなく、どちらかと言えばオープンワールド系の中では薄いと感じてしまう作品なので
ガンクラフトの追加、ゾンビの種類・バリエーションを増やす、ストーリーボリュームなどなど充実させてもっと楽しみたい世界観であることは間違いない。
盛り上がってきたところでメインストーリーが終了し、面白いながらもやり込み要素をこなしていくという流れは残念ながら虚しいのだ。
続編に期待したいがそんな様子もあまり無いので、正直な感想としてはもっとハイボリュームであれ!という感じなのです。
デイズゴーン評価・レビューまとめ
デイズゴーンのレビューの中には「既視感」や「二番煎じ」「パクリ」と言った表現があったりします。
もちろん他のゲームに似ている部分も確かに無きにしもあらず…でしょう。
しかし、多くのゲームは全く新しいものというのはほとんど存在せずどれも似通った部分はあるもの…こじつければもっと増えるでしょう。
評価ならまだしも、レビューの中ではそれも知りたい1部かもしれませんがもっと他に知りたい部分ってありますよね?
「クラフトが豊富」だったらクラフト好きの自分に合っているかも?「アクションがスタイリッシュ」であればかっこいいアクション好きの自分に合っているかも?と…
レビューはそのゲームをプレイするか、しないかを決める大きな要素でもあるのでやっぱり気になる所は”良い所と悪い所”です。
真似るのは悪い事では無く、それで面白ければプレイして楽しいんですよ!
そんなわけでデイズゴーンには酷評も割とありますが、好評もたくさんありますし筆者自身がとても楽しくプレイできたので、筆者と同じタイプの人は満足出来ると思いますよ!
是非プレイしてみて下さい。
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